前回は「就活写真、どこで撮るかで何が変わる?」というお話をして、
- ボックス写真機は、よっぽど自分に自信ある人以外は避けた方が無難。
- ある程度のレベルのスタジオなら、どこを選んでも写真のクォリティは大差ない。
だけどそれは従来通りの就活写真を求める企業にエントリーする場合に限って。 - ただ、写真のクォリティだけで選ぶ人とそうでない人とは、後々大きな差になることがあるよ。
っていう3つのポイントを挙げました。
今回からそれらを一つずつ説明していこうと思います。
ボックス写真機の性能上がってるなら、それで良くない?安いし!
最近のはほんと凄いんですよね。
美白機能あったり、撮り直しもできるし。何より安い!
仮に気に入らなくて違う写真機で撮りなおすとしても、それでもスタジオ撮影より断然安い。これは圧倒的魅力と言わざるを得ない。
だけど、それでもよっぽど自信ある人にしかこの選択肢は選んで欲しくない理由があるんです。
身だしなみ、キッチリ自分でできますか?
<服>
リクルートスーツだから問題なし、とか思って油断してませんか?
アイロンかかってないシャツの人、ネクタイの結び方が下手な人、そもそもスーツのサイズが合ってない人、毎年結構いるものです。
<ヘア・メイク>
女性は言わずもがなですが、男性も無関係じゃないですよ。眉の整え方とか自己流で大丈夫ですか?
しかもヘアセットに関しては、どんどん自由にしていこうという流れが来ています。
「自由なんだったら、いつも通りの自分で良いじゃない」とか、都合良い解釈はしていませんか?
これは、「従来の慣習にとらわれずに、あなたを最大限良く見せる外見に整えてらっしゃい」ということのはずです。
最近じゃ教えてくれるWEBサイトや動画もたくさんあるし、何とかなると思っている方もきっとたくさんいると思います。
確かに、それで何とかなったと思ってる先輩もいるでしょう。
ただ、企業は毎年プロにやってもらった就活生を山ほど見て来てるわけだから、自分の就活しか経験してない皆さんより目はずっと肥えてます。
実際、LOODYがここ数年にわたって色んな企業にアンケートとってみてるんですけど、面接官のほとんどは写真が「ボックス写真機で撮影されたもの」か「スタジオでプロに撮影されたもの」か見分けがつくと回答されてるんですよね。
だから、「あの先輩はボックス写真機で撮ったけど就活上手くいったよ」という例に出会ったら、相当自分で研究してしっかり自信を持ってやったか、あるいは写真のクォリティが多少低くてもそれを上回るほどの魅力がその人にあったのではないか?という風に考えた方が良いと思います。
ただ、もしそうだとしても、それでもボックス写真機はお勧めしないんですけどね。
なぜか?
「速い、安い、上手い、のボックス写真機に潜む罠②」へ続く。